|
『フォクシーの怪電車』(フォクシーのかいでんしゃ、原題:''Smile, Darn Ya, Smile!'')は、アメリカの映画会社ワーナー・ブラザーズのアニメーション短編映画シリーズ「メリー・メロディーズ」の作品である。公開は1931年4月5日。 「メリー・メロディーズ」の作品としては第2作目となる。 == あらすじ == フォクシー(Foxy)が路面電車を運転しながら、猫で出来たベルを鳴らし、陽気に歌っている。途中で太ったカバの乗客を乗せようとするが、大き過ぎて電車に入らない。仕方なくフォクシーは髪留めでカバの体から空気を抜くが、気分を害したカバは意味不明な言葉を発し、乗車せずどこかに行ってしまう。 気にせず運転を再開したフォクシーは途中でガールフレンドを乗せ、互いに丁寧に挨拶をする。上機嫌の二人はまた歌いだし、それにつられたのか電車広告まで騒ぎ出す。順調に路線を進んでいた電車だが、線路上に牝牛がいるので停車を余儀なくされる。ベルなどで抗議するが電車につばを吐かれる始末。それを見ていたホームレス達は歌を歌ってフォクシーを囃し立てる。鍋で煮られていた鶏まで鳴き出すが、ホームレスの一人がおたまで殴り、歌詞をもじった台詞(boil, darn ya, boil!)を浴びせる。業を煮やしたフォクシーは電車で無理矢理、牝牛の下を通り抜ける。 不機嫌そうに去って行った牝牛を見て笑うフォクシーとガールフレンド、だがその時線路が縦に伸縮し、衝撃でフォクシーが電車から投げ出されてしまう。路線が坂にさしかかった事で急に速度が上がり、助けを求めるガールフレンド。慌てるフォクシーだが縄と木を見つけ、投げ縄の要領で電車を止めようとするが失敗、自分が電車に引き戻されてしまう。ブレーキをきかし電車を止めようとするが、時すでに遅し、もはやなす術も無くパニックに陥る二人。そして何度かトンネルを通過した後、線路が終わり電車は崖から転落してしまう。 しかし、すべてはラジオから流れる音楽に影響されたフォクシーの夢だった。怒ったフォクシーはベッドの脚を引き千切り、ラジオを殴り倒す。そして笑いだすと画面が暗転し、ルーニー・テューンズお決まりの台詞「これでおしまい!」(That's all folks!)の変則版「じゃまたな!」(So long, folks!)と言い幕が下りる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「フォクシーの怪電車」の詳細全文を読む スポンサード リンク
|